日程表・プログラム

お詫び訂正

プログラム・抄録集(子どもの心とからだ)冊子版において、下記の誤りがございました。
お詫びして訂正させていただきます。

P147 日程表の会場名:
第1会場(多目的ホール) 第3会場(研修室2)
第2会場(研修室1) 第4会場(研修室3)
会場案内図:

掲載できておりませんでしたので、下記の「会場案内図」ボタンをクリックの上ご確認をお願いいたします。

ライブ配信しないプログラム:

ハンズオンセミナー、しんしんカフェ

オンデマンド配信しないプログラム:

ハンズオンセミナー、しんしんカフェ、教育セミナー1~6、アフタヌーンセミナー

大会長賞 受賞演題

本学術集会は、“未来へ みんなで学ぶ 子どものこころと体”をテーマに、子どもに携わるすべての治療者が小児心身医学の知識とスキルをもつ未来社会を創成することを目的にしました。 大学病院や専門施設でなく、臨床の最前線である一般病院やクリニックなど医療資源が十分ではない環境で、子どものこころを守るために日々奮闘されている治療者の方や未来へ期待し、学生の方へのエールをお送りしたいと考え、選考させていただきました。
受賞式は、情報交換会(9月16日(土)アドベンチャーワールド)にて行います。

1. 医師(小児科)10年以上

自傷行為を伴う思春期患者への地域クリニックとしての介入経験
神山 八弓 ひろ小児科ファミリークリニック

2. 医師(小児科)5年~10年未満

児童生徒の生活習慣・心身の健康状態とネット・ゲーム使用状況に関する実態調査を通した学校保健活動への医療機関としての支援
田中 英 立川メディカルセンター立川綜合病院 小児科

3. 心理士(10年以上)

障害児支援への適応が難しかった男性の一例
高橋 恭子 八尾徳洲会藏合病院 臨床心理科

4. 心理士(在学中~10年未満)

ASD特性の理解を踏まえた中3男児Aの認知行動療法(CBT)の一症例     
江草 信子 かたやま小児科クリニック・大阪大学医学部総合連合小児発達学研究科博士課程

5. 特別 訪問看護部門

訪問看護ステーションピースフル看護

6. (特別)へき地医療部門

離島での心身医学の実践(ある症例をふまえて)
江橋 正浩 フリーランス小児科・総合診療科

7. (特別)歯科医地域医療部門

マウスピース矯正による小児心身発育サポートへの取り組み
米澤 智子 医療法人しおりヒルデンタルクリニック
日本小児科学会専門医更新単位: 小児科学会 子どものこころ専門医更新講習認定単位: 子どものこころ(更新) 子どものこころ専門医研修講習認定単位: 子どものこころ(研修)

大会長講演

小児科学会

生きる源 こころが息する 呼吸のAIと思春期のこころ

9月16日(土) 14:10〜15:10 第1会場(多目的ホール)

座長: 永光 信一郎 福岡大学医学部 小児科
今 ここから未来を創る
土生川 千珠 独立行政法人国立病院機構 南和歌山医療センター 小児アレルギー科

基礎医学レクチャー1

小児科学会

まずは、ここからはじめよう!「息する・眠る・食べる」

9月15日(金) 10:30〜11:50 第1会場(多目的ホール)

座長: 土生川 千珠 独立行政法人国立病院機構 南和歌山医療センター 小児アレルギー科
「まずはここから」心身症の神経解剖
重吉 康史 近畿大学医学部 解剖学
脳画像研究でおさえておきたい基本的なこと‐神経発達症のMRI研究を理解するために‐
水野 賀史 福井大学 子どものこころの発達研究センター

生体はみな「息する・食べる・眠る」の生命活動を営みます。
「子どものこころを診る」ことは、心身相関による身体症状を診ることです。
心身医学は臨床医学の基本であり、身体疾患を診る治療者は基礎医学の知識は必須です。
生命活動の根源は生命中枢であり、その構造や機能を知らずに、「こころを診る」ことはできません。もう一度、脳についての基礎医学と画像から見える子どもの生命活動について整理しましょう。3日間の学術集会で学ぶための基礎固めです。
本セッションは、解剖・生理・ホルモンなどの脳基礎医学の講義を重吉康史先生から講義をいただき、水野賀史先生からは、画像から読み解く子どものこころを学びましょう。

基礎医学レクチャー2

子どものこころ(更新) 子どものこころ(研修)

眠る」 眠れない子と眠りすぎる子

9月15日(金) 13:40〜14:40 第1会場(多目的ホール)

座長: 村上 佳津美 堺咲花病院 心身診療科
指定発言: 重吉 康史 近畿大学医学部 解剖学
夜眠らない子どもと朝起きられない子ども
小柳 憲司 長崎県立こども医療福祉センター 小児心療科
脳炎・脳症との鑑別に苦慮したKleine-Levin syndromeの1例
和田 尚一郎 神戸市立西神戸医療センター 小児科

睡眠は、子どものこころのバロメーターです。
睡眠の科学は、未解明な分野ですが、重要なトピックスにあふれています。
本セッションは、臨床からみた「睡眠」を学びましょう。
心身症外来を受診する子どもたちの多くは、「眠らない・眠れない」など体内時計のリズム不調から起こる睡眠障害(時相・深度・時間)が多い一方で、「眠りすぎる」子どもがいます。自分の意思を伴わない睡眠リズム障害は人生を大きく変えることがあります。
睡眠の基礎知識と症例報告から、治療者が大切にすべき臨床での実践サポートを学びましょう。

基礎医学レクチャー3

子どものこころ(更新) 子どものこころ(研修)

「息する」 呼吸生理から考える子どもの呼吸

9月15日(金) 14:50〜15:50 第1会場(多目的ホール)

座長: 亀田 誠 大阪はびきの医療センター 小児科
呼吸生理専門医から学ぶ「息する」肺機能評価
長坂 行雄 洛和会音羽病院洛和会京都呼吸器センター
呼吸生理に基づいた子どもの心身症診療
港 敏則 公立豊岡病院組合立豊岡病院 小児科

呼吸は唯一、自分でコントロールできるバイタルサインです。こころの影響により、咳嗽・呼吸困難感・喉頭違和感など多くの症状を訴えることがあります。
子どもが訴える呼吸症状に対する治療は適切なのでしょうか。難治性の呼吸器症状は、こころの影響だけですか?呼吸生理を考えて治療をされていますか? 呼吸機能検査をしていますか?心因性咳嗽として、カウンセリングだけで、喘息治療を適切にされていない患者さんはいませんか?咳喘息として加療されている患者さんの中で、心因性咳嗽の患者さんはいませんか? 呼吸器専門医がもつスキルで身体症状を客観的に評価し、改善することができる場合が多々あります。子どもの身体症状をそれぞれの専門分野から多角的に情報交換をしたいと思います。本セッションでは、呼吸器症状の鑑別診断の難しさ、呼吸生理と肺機能検査の重要性を学び、呼吸の自己コントロール方法を考えましょう

基礎医学レクチャー4

小児科学会

「食べる」 食べられるのに食べない子と食べてはいけないのに食べる子

9月15日(金) 16:40〜17:40 第1会場(多目的ホール)

座長: 作田 亮一 獨協医科大学埼玉子どものこころ医療センター
亀田 誠 大阪はびきの医療センター 小児科
「食べられない」子どもたち:回避・制限性食物摂取症と神経性やせ症について
大谷 良子 獨協医科大学埼玉医療センター 子どものこころ診療センター
食物アレルギーの観点から食べることを考える
竹村 豊 近畿大学医学部 小児科学教室

摂食行動は、生命維持活動の重要な本能です。本能の不調和は、命を危険にさらします。心身医学を基盤にしている医療者は、摂食障害「食べられるのに食べない子」が問題とすることが多いと思いますが、アレルギー専門医が診る摂食問題もあります。
「食べる」ことに生命リスクを抱える食物アレルギーの患者数は全人口の1〜2%と非常に多く、食事に対して「こだわり」をもたないとアナフィラキシーショックを呈し生命リスクが高くなります。
発達特性のために酷い偏食だと思われていた子が、偏食を治そうと食べたときにアナフィラキシーショックを起こしたケースを経験します。食べないことは生体の防御反応だったのでしょうか。食物アレルギーが寛解し「食べられるのに食べない子」を多々経験します。発達特性によるこだわりの強さなのでしょうか。
一方で、重症の食物アレルギーがあるのにもかかわらず、「食べてはいけないのに、食べる子」がいます。度重なる誤食とアナフィラキシーショックのエピソードから、自閉症スペクトラム症・注意欠如多動症・知的障害の診断に至るケースを経験します。
心身医学とアレルギー分野の専門医が互いに知るべき食行動の課題とトピックスを考えましょう。

基礎医学レクチャー5

子どものこころ(更新)

子どもたちの未来へ1 子どものための研究をかたちにしよう

9月15日(金) 13:20〜14:20 第2会場(研修室1)

座長: 呉 宗憲 東京医科大学 小児科・思春期科学分野
子どもの心身相関をどのようにアセスメントし伝えるか
田中 恭子 国立成育医療研究センター こころの診療部
臨床的課題をどのように研究立案するのか – Standing on the shoulders of Giants –
井上 建 獨協医科大学埼玉医療センター 子どものこころ診療センター
統計の前に考えておくこと、英文論文の投稿先の選び方
石﨑 優子 関西医科大学 小児科学講座
研究費獲得のコツ/評価者はここを見ている
永光 信一郎 福岡大学医学部 小児科

心身医学分野の研究は、サイエンスとして評価されにくく、論文化が難しい分野のひとつです。心身医学は、文化や生活背景の影響を受けるうえ、客観的指標が明確ではなく、質問紙やアンケート調査では海外の英文誌に投稿しても評価されることが難しい分野です。しかし、この現状を打破し、どうすれば日本の心身医学研究が海外でも認められるかを考える必要があります。
「子どものこころと体」編集委員長の田中恭子先生からは投稿論文への注意点、井上建先生からは臨床的課題からの研究立案、投稿雑誌の選定の方法。石崎優子先生からは、心理統計と英文の書き方、永光信一郎先生からは査読者はここを見ている、研究費獲得のコツについて教えていただきます。

工学レクチャー

子どものこころ(更新)

生活の中で測る心拍変動~小児年齢による影響~

9月15日(金) 14:50〜15:50 第2会場(研修室1)

座長: 吉田 誠司 大阪医科薬科大学病院 小児科
日常生活の中で測る心拍変動 ~小児心拍変動の課題と可能性~
清野 健 大阪大学大学院 基礎工学研究科

生体は、個々の最適なリズムを保ちながら生命活動を営みます。心拍や血圧には周期的なゆらぎが存在し、こころの状態評価として、心拍変動周波数解析LF/HFは活用されています。心拍データから得られるスペクトル解析により、交感神経と副交感神経比が求められ、交感神経機能つまりストレス指標といわれ、心身医学分野では自律神経活動評価として使用していますが、自律神経(交感・副交感神経)は、まだまだ未解明な分野です。

課題

  1. なぜ心拍変動周波数解析が自律神経を示しているのでしょうか。
  2. 子どもは成長過程にあり、年齢とともに変化する正常値はあるのでしょうか。
  3. 日常生活における交感神経機能評価として、病院でテータを収集する際にも安定したデータが取集できるのでしょうかなど、多くの疑問があります。

ご講演いただく生体工学者の清野健先生は、北極冒険という極寒環境において、遠隔でデータを収集するためにスマート衣服を企業と共同開発されていらっしゃいます。心拍リズムや呼吸リズムなどの生体リズムにみられるゆらぎの特性を数理科学・複雑系科学の視点から読み解き、生体機能の評価や病気の診断に応用するご研究をされ、生体工学分野から観た自律神経機能について、私たちの疑問について教えていただきます。

ハンズオンセミナー

協力:オムロン ヘルスケア株式会社、ケンツメディコ株式会社、株式会社メディコアジャパン
ゼロシーセブン株式会社、ユニオンツール株式会社

やってみよう!自律神経検査

9月15日(金) 16:40〜18:40 第2会場(研修室1)

自律神経評価 聞いて見てやってみよう!
コーディネーター: 吉田 誠司 大阪医科薬科大学病院 小児科

心身医学分野では、生体情報を客観的に得るための検査機器は少なく、安価ではありません。
保険点数がつかないことも多いため、教育機関に所属していない医療者の中には、実際に機器を操作したことがない方が少なくないのではないでしょうか。
ハンズオンセミナーでは、実際に測定機器をお使いいただけます。
ご参加には、事前予約が必要です。

共催シンポジウム

共催:オムロン ヘルスケア株式会社

医工産学連携が未来を創る!

9月16日(土) 10:00〜11:40 第1会場(多目的ホール)

座長: 土生川 千珠 独立行政法人国立病院機構 南和歌山医療センター 小児アレルギー科
eスポーツで生きて活かされる 筋ジストロフィーの子どもたち
石川 悠加 独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター 神経筋/成育センター
Ecological Affective computing:日常生活下でのこころの客観的評価
中村 亨 大阪大学 データビリティフロンティア機構
オムロンが描く家庭での喘息管理の未来
茎田 知宏 オムロン ヘルスケア株式会社 グローバル商品事業統轄部 呼吸器疾患商品事業部

子どもとインターネットテクノロジーの関係で取り上げられるのは、いつもネットゲームの「害」についてです。テクノロジーは、本当に悪者なのでしょうか?
エンジニアの医学への理解と創造力により、医学は進歩してきました。今まで解明できなかった生体情報を客観的評価が可能になり、テクノロジーの推進力は医学の進歩に多大なる貢献があります。医工学の両輪が、人が幸せに活きる未来社会を創ります。医師が求めるものを現実化できる力がテクノロジーです。
石川悠加先生は、筋ジストロフィーの子どもたちへ企業のサポートによってゲームe-sportsで活かされ生きる力を獲得できる心身医療を実践されていらっしゃいます。中村亨先生に工学者からみたこころの評価についてご講演をいただきます。
COVID-19パンデミック以降、人々の暮らしは第2のコミュニケーションツールとしてリモートスタイル定着し、医療も遠隔医療の時代がはじまっています。こころと深く関係する身体疾患である気管支喘息は心身相関により発作を起こすことが知られています。喘息発作の多くは、夜間や運動により誘発され、保護者や医師の不在時に起こります。
発達特性を持つ子どもたちは、失体感症で自分の発作に気づきにくく、保護者に伝えることができないため治療が遅れるリスクが高くなります。ハンディで小型のマイクを使い、子どもの肺音を30 秒間録音するだけで、発作時のサインである「喘鳴」を自動検出できる人工知能を搭載した在宅医療機器が開発され、現在海外で販売されています。医療機器メーカーとしてオムロンヘルスケアから、企業が提案する遠隔医療時代へのサポートツールとして、家庭と医師をつなぐ喘息管理の未来についての開発トピックスをご講演いただきます。

医工産学連携企画

子どものこころ(更新)

未来社会創造 テクノロジーがこころを守る

9月16日(土) 13:00〜14:00 第1会場(多目的ホール)

座長: 和田 成生 大阪大学大学院 基礎工学研究科
村上 佳津美 堺咲花病院 心身診療科
オープンシステムサイエンス 子どもの未来のために医療と企業のコラボレーション
堀井 則彰 パナソニックホールディングス株式会社 プラットフォーム本部

子どもが生きる未来は、もう始まっている。
子どものこころは軟らかく、環境の影響を受けやすい。
社会のハードを創るのは企業の力です。
社会は大きく変化し、子どもはその変化の中で生きています。
現実社会で生きづらさを感じ不登校が増加し、自らの命にピリオドを打つ子どもの数は、過去最高です。
人は、現実社会でしか生きてはいけないのでしょうか。
子どもの生きる場所は、1つではないはず。
もう一つの居場所があるから、今、ここで生きることができる。
メタバースの社会は、命を守るもうひとつの活きる場所になりますか?
癒されるこころの治療のフィールドとなりますか?
もう一人の自分が、希望を叶え、活躍している社会があることが、子どものこころを癒し、生きる力を与えることになりませんか?
子どもが自分と向き合い、個々の能力と特性を活かし、生きる力を獲得することは、心身医療のゴールです。
オープンシステムサイエンスとして、子どものこころ専門医だけでなく新しい心身医療の在り方をテクノロジーと企業と共に考えましょう。

教育と学校医と専門医の協働セミナー

小児科学会 子どものこころ(更新) 子どものこころ(研修)

つなぐよ 子どものこころ 思春期のこころ学校健診セミナー

9月16日(土) 15:20〜17:50 第1会場(多目的ホール)

座長: 小柳 憲司 長崎県立こども医療福祉センター 小児心療科
土生川 千珠 独立行政法人国立病院機構 南和歌山医療センター 小児アレルギー科
座長のことば
土生川 千珠 独立行政法人国立病院機構 南和歌山医療センター 小児アレルギー科
不登校の子どもをもつ親の立場から医療機関に期待すること
mokuda 不登校親の会 ゆるっと♪kyotobase
QTA30を用いた児童生徒の心身の健康状態と生活習慣、ネット・ゲーム使用状況に関する実態調査
田中 英 立川メディカルセンター立川綜合病院 小児科
つながりつなぐ ~学校と医療をつなぐ診療マニュアル作成を目指して~
岡田 あゆみ 岡山大学学術研究院医歯薬学域 小児科
小児科クリニックでできる子どものこころ診療のポイント
石谷 暢男 医療法人 石谷小児科医院 小児科

日本の小・中学校における不登校は令和3年度24万人越(令和2年度19万人)と過去最多となり止まるところが見えません。(文科省調査)
不登校の子どもたちは、登校しにくいと感じはじめた時期に、多くは身体症状を感じていますが、適切な医療につながらなかった子どもは80%を越しています。
身体症状の悪化から生活リズムが乱れ、学校生活に戻れなくなり学業の遅れなど2次的問題により、将来に影響を残しています。
「登校できればよかった」と考えている子どもが多い事実があります。
私たちは、不登校になる前に適切な医療享受できていない心身相関による身体症状に早期医療介入することで不登校を予防する「不登校予防のための思春期学校健診」を実施しています。
子どもが社会生活から孤立していく前に、予防的支援が必要な時代です。
子どものこころを守るためには、専門医だけでは無理な時代になっています。
学校生活に困りごとがある保護者が、専門医を受診しようとしても初診は断られ、予約がとれたとしても半年先です。日本の出生率は過去最低、思春期の不登校は過去最高。小児科医は減り、子どものこころの専門医は急増しません。
学校医やかかりつけ医の先生にご協力いだくためのセミナーにしたいと考えています。

まず、現在実施している「不登校予防のための思春期学校健診」のご紹介を土生川千珠からさせていただきます。
次に、不登校の親の会(mokuda氏)から医療に望むこと、田中英先生からは、思春期の子どもたちの生活リズムとこころの現状(一般演題から)についてお話いただきます。
そして、岡田あゆみ先生には、学校医・かかりつけ医の先生方が簡便に子どものこころの診療を実施いただくためのマニュアルを作成しましたので、解説いただきます。
石谷先生には、クリニックで多忙な診療時間の中で、子どものこころの診療をいただくためのポイントについてご講演をいただきます。
医師会・校医の先生方のからの現状と希望などを交え、未来の子どものこころを守る未来社会についてのみんなで考えましょう。

痛みの未来

こころと痛み 頭痛編 REVIEWから考える臨床

9月16日(土) 11:00〜11:40 第2会場(研修室1)

座長: 杉本 圭相 近畿大学医学部 小児科
こころと痛み 頭痛編 REVIEWから考える臨床
永井 章 国立成育医療研究センター 総合診療科

こころがつらい子どもたちの多くは、痛みを訴えます。
心身相関による酷い痛みは、長期間持続し、日常生活に大きな支障を引き起こします。
痛みの中でも頭痛は、慢性頭痛・片頭痛・緊張性頭痛・起立性調節障害など多くの病名がありますが、本当にその病態は解明されているのでしょうか。
痛みの機序について基礎医学から理解し、REVIEWから見えた新しい知見と最適かつ新しい治療を知りましょう。長引く痛みに苦しんでいる子どもに何ができるのか、治療者としてどう考えるのか、臨床的対応をディスカッションしましょう。

医師・心理士(多職種)協働セミナー

医療と教育の連携-医療機関(医師)から学校臨床(心理職)に期待すること/
学校臨床(心理職)から医療機関(医師)に期待すること

9月16日(土) 10:00〜10:50 第2会場(研修室1)

座長: 北山 真次 姫路市総合福祉通園センター
大堀 彰子 帝塚山学院大学大学院 人間科学研究科
医師から学校臨床に期待すること〜子どもを支援するチームとなる〜
冨岡 和美 宝塚市立病院 小児科
教諭経験から考える、スクールカウンセラーに必要な視点
吉岡 悦子 大阪府済生会泉尾病院 小児科
医療と教育のコミュニケーション促進
江草 信子 かたやま小児科クリニック

災害対策委員会

子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid for Children)紹介研修

9月16日(土) 15:20〜16:40 第2会場(研修室1)

座長: 永井 章 国立成育医療研究センター 総合診療科
子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid for Children)紹介研修
福地 成 東北医科薬科大学医学部 精神科学教室

イブニングセミナー

医療と教育の連携 ~子どもの育ちを支える仲間になるために~

9月15日(金) 19:00〜20:30 第1会場(多目的ホール)

司会: 柴田 光規 社会福祉法人青い鳥 川崎西部地域療育センター 診療所
“聞く”ということ ~学校とのよりよい連携のために
山岸 正典 公立学校共済組合 関東中央病院 精神科
教育現場で今何が起こっているのか?~医療と教育の連携の課題~
安積 裕子 西宮市 地域学校支援課
ロールプレイ: 金 泰子 大阪医科薬科大学病院 小児科
井口 敏之 星ヶ丘マタニティ病院 小児科
山本 佳恵 医療法人飯塚恵仁会 たていわ病院 心理士室
東 佐保子 東こどもの心とからだのクリニック 小児科

小児心身医学基礎講座

治療①

9月17日(日) 10:00〜12:00 第1会場(多目的ホール)

座長: 鈴木 由紀 独立行政法人国立病院機構 三重病院 小児科
大野 貴子 西部島根医療福祉センター 脳神経小児科
治療総論:支持的介入・環境調整・生活指導
松島 礼子 社会医療法人清恵会 清恵会病院 小児科
心身症に対する薬の出し方、変換症・作為症に対する薬の止め方
深井 善光 聖路加国際病院 小児科
神経発達症や神経症状・精神症状に対しての薬物療法
石谷 暢男 医療法人 石谷小児科医院 小児科

しんしんカフェ

新時代は朝カフェで行こう! ~カフェ企画 「しんしんモーニングカフェ」~

9月16日(土) 9:00〜10:00 第4会場(研修室3)

しんしんカフェプロジェクトチーム2023
  • 小林 穂高、
  • 石井 隆大、
  • 岡島 枝里子、
  • 岡田 剛、
  • 荻田 薫、
  • 加久 翔太朗、
  • 呉 宗憲、
  • 澤井 ちひろ、
  • 重安 良恵、
  • 島津 智之、
  • 鶴丸 靖子、
  • 長濱 輝代、
  • 坂東 賢二、
  • 藤井 智香子、
  • 前川 加奈美、
  • 水谷 翠、
  • 水野 朋紀、
  • 村上 美佐子、
  • 柳夲 嘉時、
  • 山下 達也、
  • 吉田 誠司

複数のテーマをご用意し、お好みのテーマのグループに分かれて対面でカフェトークをしましょう。飛び入り参加可能です。
今回は新メンバーを加えて「新時代」を迎えた「しんしんカフェ」です。「こういうことを話す仲間がほしかった~」と感じていただけるようなテーマを複数準備する予定です。(ワークライフバランス、キャリア相談、臨床上のトピックスなど)詳細はFacebook、会員ML等で告知いたします!

Facebookのページもご覧ください
(Facebookへのログインが必要です)

教育セミナー1

共催:ノーベルファーマ株式会社・株式会社メディパルホールディングス

9月15日(金) 12:10〜13:10 第1会場(多目的ホール)

座長: 藤田 之彦 あしかがの森足利病院
睡眠の見方update ~基礎と臨床をつないでみた~
重吉 康史 近畿大学医学部 解剖学
思春期睡眠障害について~臨床経験から~
村上 佳津美 堺咲花病院 心身診療科

教育セミナー2

共催:武田薬品工業株式会社

注意欠如・多動症(ADHD)と睡眠障害

9月15日(金) 12:10〜13:10 第2会場(研修室1)

座長: 山崎 知克 浜松市子どものこころの診療所
注意欠如・多動症(ADHD)と睡眠障害
根來 秀樹 一般財団法人信貴山病院 ハートランドしぎさん こどものこころ診療センター

教育セミナー3

共催:持田製薬株式会社・吉富薬品株式会社

10代のメンタルヘルス:精神科医と学校の連携に向けて

9月15日(金) 12:10〜13:10 第3会場(研修室2)

座長: 作田 亮一 獨協医科大学埼玉医療センター 子どものこころ診療センター
10代のメンタルヘルス:精神科医と学校の連携に向けて
佐々木 司 東京大学大学院教育学研究科 健康教育学分野

教育セミナー4

共催:ノーベルファーマ株式会社・株式会社メディパルホールディングス

9月16日(土) 11:50〜12:50 第1会場(多目的ホール)

座長: 岡田 あゆみ 岡山大学大学院医歯薬学域 小児医科
発達特性のある子どもの伸ばし方~良い生活習慣の重要性~
新島 新一 順天堂大学 名誉教授/新島小児クリニック
小児の摂食障害と発達特性
作田 亮一 獨協医科大学埼玉医療センター 子どものこころ診療センター

教育セミナー5

共催:ヤンセンファーマ株式会社

ADHDの診断・治療ガイドラインを活かして子どもの生活を支える

9月16日(土) 11:50〜12:50 第2会場(研修室1)

座長: 石崎 朝世 王子クリニック
ADHDの診断・治療ガイドラインを活かして子どもの生活を支える
太田 豊作 奈良県立医科大学医学部看護学科 人間発達学

教育セミナー6

共催:アムジェン株式会社

小児の片頭痛への対応 ーピットフォールと頭痛診療のこれからー

9月16日(土) 11:50〜12:50 第3会場(研修室2)

座長: 村上 佳津美 堺咲花病院 心身診療科
小児の片頭痛への対応 ーピットフォールと頭痛診療のこれからー
山中 岳 東京医科大学 小児科・思春期科学分野

アフタヌーンセミナー

共催:ミヤリサン製薬株式会社

成人から考える小児期の腹痛

9月15日(金) 17:50〜18:50 第1会場(多目的ホール)

座長: 村上 佳津美 堺咲花病院 心身診療科
成人から考える小児期の腹痛
福土 審 東北大学大学院医学系研究科 心療内科学